こんにちは!
スタイリスト・ヘアドクターの前原 悟です!!
今回のブログでは 皆様によく聞かれる美容室の施術についてお話できたらと思います♪
皆様は酸性ストレートパーマって聞いたことはありますか?
昨年くらいから徐々に広まってきて、皆様の中にもそのワードを聞いたことある方は多いんじゃ無いでしょうか?
ストレートパーマや縮毛矯正と呼ばれるものをやったことある人は多いかと思いますが、そこに酸性というワードがつくのは珍しいかとも思います!
この酸性ストレートパーマはそのまんまの意味でストレートパーマの施術を薬剤を酸性領域にて施術する意味を指します!
それがなぜここ最近こんなに注目され話題となるのか?
それは髪への負担の少なさと艶感・手触りに加えてハイダメージやエイジング毛に対しても施術を行えるニーズの広さゆえかと思います
そもそも髪のpHは弱酸性に位置しているのは知ってる方も多いかと思いますが(昔よくやっていた弱酸性のメ○ットのCM最近観なくなりましたね笑)カラー剤や従来のストレート剤・パーマ剤はほとんどがアルカリのpHに位置しております。
これは髪のpHをアルカリに寄せてあげないと髪の内部に薬剤を作用させづらいが故ではあるのですが、これが髪のダメージの原因の一つでもあるんですね。健康な髪の状態の理想が弱酸性なのにアルカリに寄せて施術しまた本来の弱酸性の状態に徐々に戻してあげる、、、このpHのゆらぎも髪へ負担を強いているんです。※ダメージの原因の一つなので他にもダメージの原因はあります
だったら髪と同じもしくは近い領域のpHでやればダメージは抑えられますよね?
発想的にはシンプルにこういったイメージです^^
ただこれが実現できるようになったのが最近の進化のおかげで、そもそも酸性領域でのストレート施術の構想は前からありました!
でも昔の酸性ストレートは効力が弱かったんですよね泣
いくら髪に優しくても髪のクセが伸びなければ意味がなく、需要も伸びず流行りませんでした、、、
そこから近年に薬剤の進化が進み酸性領域もしくは中性領域でもクセを伸ばせる薬剤の成分が登場!それがシステアミン・チオグリコール酸・GMT・スピエラと呼ばれる成分でこれらの成分の登場で画期的に進化をしていったのが酸性ストレートパーマなんです!!
そこから去年頭くらいから急速広まっていったわけなんです!
ダメージを少なくクセが伸ばし柔らかくかけれて、ブリーチ毛などにも施術が可能なほど負担が少なく艶々の髪になる、、、そんな万能かのような施術ゆえかなり認知されていきましたが
もちろん万能ではありません!
美容室の施術においては必ず長所と短所が存在し、挙げさせて頂くならば費用面・時間面・残留臭、そしてヴァージン毛や外国人みたいな強いクセに対しては満足な効果が得られない点。
ヴァージン毛や外国人並みの強いクセに対してはそもそも髪の健康状態が良い方が多いのでそこまで問題になりづらいです。(これに関してはまた別のブログでもしっかり触れていきますのでそちらをご参照ください)
ただ費用面や時間面・残留臭に関しては施術される方全てに当てはまるかと思いますのでここで触れさせて頂きます。
まずこれらの画期的な酸性ストレートパーマの成分は原価がとても高いです泣
正直これに関しては美容師も頭を悩ませてます笑
原価の材料費が高いので自ずとお客様方から頂くお代も高くなってしまうんですよね、、
そして時間面では髪に優しく作用させている分長くなります。じっくりコトコト作用させていると言えばいいでしょうか?笑
薬剤の作用にお時間を頂くので全体のトータル時間も長くなります、、
この2点が原因で酸性ストレートパーマは通常のストレートパーマより上位の施術に位置づけられメニュー単価がどうしても高くなってしまいます。
そして薬剤の臭い。従来のストレートパーマも独特な残留臭がしますが、この酸性系の薬剤もまた少し変わった臭いが1週間ほど残ったりします。(これに関しては苦手かどうかにだいぶ個人差あり。たまに好きな方もいらっしゃいます笑)
こういった短所も存在するが故に、美容室側でもこの施術を導入するかどうかは賛否が分かれ、さらには特殊な知識と技術も求められるので難易度も高く施術できる美容室も限られてきます。
ただ、施術としては美容業界としても革新的な技術であり、今後さらに進化も期待できる技術です!
そして何よりも今までとはまた違った進化した手触りや質感、負担の少なさから施術されるお客様はかなり増えているので皆様も気になる方は一度かかりつけの美容室に聞いてみてもいいかと思います♪
もちろん、ヘアドクター前原へのご相談も受け付けているのでお気軽にお声掛けください!!
またその都度最新の記事もアップしていくのでお楽しみに!!
ご高覧ありがとうございました!
スタイリスト・ヘアドクター【前原 悟】
コメント