こんにちは!
スタイリスト・ヘアドクターの前原 悟です!
今回のブログはタイトルにあるように酸性ストレートが流行り始めてるが故の話題ですね。
酸性ストレートは他のブログでもあげさせて頂いたように髪のpHと近い酸性領域で薬剤反応を起こすことで、髪に優しくハイダメージ・エイジング毛の方にも施術を可能とした新技術ですね!
関連ブログはこちら↓↓↓
少しずつ浸透してきており、皆様の中にも聞いたことある方もかなり増えてきてるんじゃないでしょうか?
ただこういうものが流行るとやってみたくなるのは人の性で、僕の美容室でもかなりご予約が多くなってきてます!
ただこの新しい酸性ストレートは適さない髪質や状態の人もいるのも忘れてはいけません。
そういう方々とは、ヴァージン毛(薬剤施術をしたことの無い髪)や髪のダメージをそもそも感じない健康毛・外国人のような強いクセの方達です
確かに酸性ストレートは髪への負担が少ない新技術で、今現状で傷んでいないとは言えストレートパーマによってみすみす傷ませたくは無いでしょうし、そういう髪を優しく労ってあげる気持ちはヘアドクターとしても嬉しく今後も持っていて欲しい気持ちではあります。
ただ上記の方々に関して言えば大前提の癖を伸ばすという目的を酸性ストレートパーマでは叶えられない心配があるんですね泣
それでは本末転倒で、そもそも癖が伸びなければストレートパーマをやり直すことになりお時間を余計に頂くことになってしまいます、、
それならそもそも一度のストレートパーマで終わらせてくれた方がいいですし、そもそも健康毛さんやヴァージン毛さんは体力が100あるようなものでハイダメージ毛の方は体力が30しかない状態です(例えばの数字です)そこに体力を30削ってしまう従来のストレートパーマではハイダメージの髪には施術が不可であったところを削る体力が10にすることが出来るようになったのが酸性ストレートパーマなんです!
なので自ずとハイダメージ毛には酸性ストレートでということにはなるんですが、健康毛の方は従来のストレートパーマをしても体力が70もあるわけなんですよね。つまり酸性ストレートをやった後のハイダメージ毛の方と比べたら全然状態はいいです。
それよりも癖が伸びなかったという状態の方が扱いやすさやツヤの出具合に影響が出ます(クセの伸び方と艶の関係性はまた別のブログで触れて関連付けさせて頂きます)
しかも他ブログでも触れたように酸性ストレートパーマの方がコスト面や施術時間も増えます!なら従来のストレートパーマや縮毛矯正と呼ばれているものの方がいいですよね?
そしてそれはクセが強い方にも当てはまります。薬剤にはTG換算値というものが存在しこれがクセの強い人ほど高いものじゃないとクセをまっすぐに出来ません。
これが酸性ストレートパーマだとTG換算値は低くなっている場合が多いです(酸性領域でもTG換算値を高くする工夫も可能ですが限度があります)
なのでクセの強い方に対しても真っ直ぐにするという目的達成のためなら酸性ストレートではなく、従来のストレートの方がおすすめである場合があるんです。
ただもちろんダメージは少ないに越したことはありません!
今後の施術できるデザインの幅も広くなりますし、傷んでない方が当然手触りも良くホームケアも楽になります♪
本当に大事なのは美容師さんがクセや健康状態に合わせて適切な薬剤と技術で施術をすることなんです!
必要以上に強い薬剤を使わなければ必要以上のダメージはかかりませんし、逆に薬剤が弱過ぎれば二度手間になり時間も余計にかかってしまう上にクセが戻ってきてしまうこともあります。
自分の髪に対して真摯に向き合いちゃんと施術をしてくれる美容師さんを見つけれることが一番かと思います♪
あとはちゃんとその信頼のおける美容師さんのところに通うことも大事ですね!
別の美容師さんを一度挟むと薬剤もやり方もわからないので履歴が複雑になってしまいます;
美しい髪と無駄のない施術のためにも信頼できる美容師さんを見つけそこに通われるのが美髪への一番の近道かと思いますよ^^
ご高覧ありがとうございました!!
スタイリスト・ヘアドクター【前原 悟】
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